▼2009年08月05日
(倅)セガレ

今日ご紹介するのは、(倅)セガレ。
実家の農家を継いでいないことに、後ろめたさを抱えている
息子(セガレ)・娘(セガール)が、
東京でせめてもの親孝行・地元孝行のために活動するプロジェクトです。
自分たちがメディアとなることで、
新しい農業とのかかわり方を実現している彼ら。
おもしろいプロジェクトがわんさかあります。


(倅)セガレの主な活動は、ファーマーズマーケットでの野菜販売。
実家でつくった農作物を、セガレとセガールが売ります。
セガレの親孝行姿に、「えらいわねぇ」と、買ってくれる方もいるんだとか。
味が評判となり、東京のレストランと提携するにまで至ったセガレも。
東京の人たちに自分たちの地元の野菜の良さを伝えられるこの活動は、
両親にとっても貴重な機会となっています。
親の農業に対するやる気が増してきた、と語るセガレもいるそうです。
ちなみに実家の農作物を売るために、親に特徴やレシピを聞くわけですが、
こういったコミュニケーションもまた親孝行。
親のため、地元のため、とにかく何かやってみたい!というセガレ・セガール方は
ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
(月に2回、自由が丘や表参道で開催)

セガレツーリストジャパン、略してSTJ
セガレの実家にみんなで遊びに行こうツアー
【ちょっと紹介:山形県南陽市田植えツアー】
普段食べてるお米がどんな風につくられているか体験できるツアー。
なのですが、独身の方にはもうひとつお楽しみが。
田植え、稲刈りを通し、地元生産者と触れ合い、お付き合いが成立したカップルには、
10万円の賞金が授与されるツアーなのです!
田植えで芽生えたときめきを、秋の稲刈りで再確認… 1度きりで終わらないところがニクい!
これ、南陽市にとっても嬉しい取り組み。助成金まで出るツアーとなりました。
オヤジ酒100%
米農家のセガレと酒造のセガレが出会い、お酒をつくることに。
セガレ会議
悶々としたセガレ・セガールが、自己紹介と自己悩みを話す場。
BBP(ベリービューティープロジェクト)
ベリーを食べて、キレイになって、農業のことも福祉のことも考えようプロジェクト。
セガレクリエイティブ
セガレグッズ!米袋やTシャツやつなぎもあります!ちょっと欲しいです。
などなど!
セガレ紹介PDFを特別に配信。ダウンロードしてみてね!
http://www.segare.jp/profile/segare_090620.pdf

(倅)セガレは、農家のセガレ3人がたまたま始めたプロジェクト。
結成にいたる想いはそれぞれあるのですが、僕の場合はいくつかありまして。
まず親孝行への想い。
僕は次男で東京で就職したのですが、
親元を離れて都会にもまれる中で、親のありがたみを感じ、
いつか恩返ししたいという想いがありました。
そしてもう一つは、仕事以外にライフワークをつくろうと思ったこと。
ビジネススクールに行ってみたら、
たまたま農業をテーマにしたビジネスクラスがあったんです。
農業は、農家に生まれた自分ならではの分野だし、
当時は今みたいに取り上げられていなくて
手付かずの印象があったので、農業に可能性を感じて受講しました。
(倅)セガレを始めた他の2人とは、そこで出会いました。
僕と同じように実家が農家、同世代のセガレです。
だから飲むと実家の話になったりして。「おれらってセガレだよね」って。
そこからセガレとして何かやろうぜ!という話になり、
2007年9月に(倅)セガレを立ち上げます。
まずは実家の野菜を売ることからはじめました。
今では30人ぐらいが活動に参加しています。
(倅)セガレは、とっても心地がいいんです。集まったら、
「実家どこですか?」「何つくってるんですか?」「継ぐんですか?」
って、いきなりそんな話になる。
継ぐこととか、1人で考えるものだと思っていたけど、
(倅)セガレに行けば、みんなで楽しく考えられる。
同じ境遇の人たちが集まって想いを共有できる
コミュニティみたいなものなんです。
僕自身も(倅)セガレをはじめてから、農業に触れることが多くなり、
オヤジと話す機会もぐっと増えました。
これは自分にとって大きな1歩ですね。
※(倅)結成のきっかけとなった学校
スクーリング・パッド 農業ビジネスデザイン学部
http://www.schooling-pad.jp/gagri/index.shtml


セガレとの出会いは、表参道でやっていたマーケットでした。
「継がずにごめん」と書かれた垂れ幕を見て、
僕と同じことを考えている人たちがいっぱいいるんだ!と思いました。
小さい頃から親の仕事にはトラウマがあったんですよね。
友達と遊びたいのに手伝わされたり、辛いし、汚いイメージもあって。
でも、社会に出て離れてみると、不思議と嫌なイメージはなくなっていました。
食の大事さを考えるようになったから?、なのかもしれません。
僕は長男。実家を継ぐ使命があります。
でも、経験もない中でいきなり継げるのか不安もあります。勉強も必要です。
セガレは、継ぐまでの猶予期間のようなものなのかも。
農作業の勉強、売るための企画や、顧客の獲得など
セガレのネットワークから吸収できる。
他のセガレの企画を参考に、自分の家の農作物だけじゃなくて
地域をブランディングするようなやり方をしたいなと考え中。
いつ継ぐかって?もうちょっと仕事してから…かな(笑)

(倅)セガレの魅力はなんといっても、それぞれが培ったビジネス経験。
興味をそそる企画の数々は、客観的に農業をみつめるからこそ生まれる
新しい視点が感じられます。
いずれ継がなければいけないセガレ・セガールにとっては、
ネットワークをつくったり、販売戦略を考えたりできる勉強の場にもなっています。
まもなく世代交代の時期をむかえる農業界(詳しくは、株式会社LifeLabの回をチェック)。
こんなセガレたちが後を継いだら、農業も大きく変わっていくのでは。
と、ちょっとまじめに語ってみましたが、
セガレの方々の雰囲気は、とってもゆるーく、本当に親孝行を楽しんでいる感じ。
継がないけど親孝行のために活動している人もいれば、
いずれ継ごうと思っている人、実際に継いだ人、
とにかくいろんな人たちが、このコミュニティを楽しんでいます。
ちなみに、(倅)セガレは、農業に限らず、漁業のセガレもいるんだそうです。
どんな分野でも、とにかく親孝行したいセガレであれば、OK!
少しでも興味をもたれた方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか!
【今回ご紹介した団体】
(倅)セガレ
http://www.segare.jp/
実は農家の孫
山陰さち
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この記事へのコメント
自分も長男です。
実家は業種は替えてはいますが同じ場所で100年以上商売を続けています。
跡継ぎという見えないプレッシャーを小さいころから親戚や祖母から
受けて来ました。
結構真剣に悩む事なんですよね。
やはり三つ子の魂100までです。
知らないうちに跡取りという枠に縛られているのです。
そこからの脱却への努力が今の自分を形成している事は間違いないのですが、親の期待を裏切っている負い目は無くなる事はありません。
一度倅に行ってみようかな。
実家は業種は替えてはいますが同じ場所で100年以上商売を続けています。
跡継ぎという見えないプレッシャーを小さいころから親戚や祖母から
受けて来ました。
結構真剣に悩む事なんですよね。
やはり三つ子の魂100までです。
知らないうちに跡取りという枠に縛られているのです。
そこからの脱却への努力が今の自分を形成している事は間違いないのですが、親の期待を裏切っている負い目は無くなる事はありません。
一度倅に行ってみようかな。
Posted by 聖アキヤマ・おじさん・カズオ at 2009年08月12日 00:38
>聖アキヤマ・おじさん・カズオ
聖アキヤマさん、長男だったんですか!
しかも100年とはすごいですね。
今回(倅)セガレさんたちの話を聞いて、
「長男」という使命みたいなものがとっても大きいんだと
初めて知り、びっくりしたんです。
(倅)セガレは、広告系の方が多いらしいですよ。
記事にも書いた、山形の田植えツアーとか、
親孝行をテーマにしたお酒をつくるとか、
やっぱり企画がおもしろいんですよねー。
とにかく気軽に参加できるみたいなんで、
ふらっとマーケットに行ってみてはいかがでしょう!
とっても楽しそうな方々でした!
聖アキヤマさん、長男だったんですか!
しかも100年とはすごいですね。
今回(倅)セガレさんたちの話を聞いて、
「長男」という使命みたいなものがとっても大きいんだと
初めて知り、びっくりしたんです。
(倅)セガレは、広告系の方が多いらしいですよ。
記事にも書いた、山形の田植えツアーとか、
親孝行をテーマにしたお酒をつくるとか、
やっぱり企画がおもしろいんですよねー。
とにかく気軽に参加できるみたいなんで、
ふらっとマーケットに行ってみてはいかがでしょう!
とっても楽しそうな方々でした!
Posted by ココロザシ勝手に応援団!
at 2009年08月12日 01:19
at 2009年08月12日 01:19



